他人にイライラする原因と解決策。投影の法則で見えてくる心の仕組み


こんにちは。心理学×量子力学ライターのもぴです。
職場や家族、ママ友との関係のなかで、「なんか毎回イラっとする…」と感じた経験ってありますか?
同じようなことをされても、誰にでもイラッとするわけじゃないのに、特定の人にだけ過剰に反応してしまう…。
今回はそんな「感情」の話なんですけど、その感情の裏には、あなた自身もまだ気づいていない「心の引っかかり」が潜んでいるかもしれません。
今回は、心理学でいう“投影の法則”という視点から、自分の感情の動きやイライラする理由を考察しました!
「嫌な人がいる=相手が悪い」と思いがちな私たちにとって、その不快感は実は「自分をもっと自由にしてあげるヒント」かもしれないのです。
投影の法則とは?〜“自分の中にあるもの”を、他人に見てしまう心理〜
心理学で教えてもらう「投影(projection)」っていう面白いしくみがあって、自分の中にある感情や思いを、無意識のうちに他人に映し出してしまう心の働きのことを言います。
たとえば、過去に自分が抱えていた劣等感や不安、怒りや罪悪感など、未処理のまま放置された感情が、誰かの言動や態度をきっかけに反応して浮かび上がってくるって感じです。
この法則を知っていると、人と必要以上に責めたり、イライラする感情に振り回されることも減ります。
さらに自分の中にある「癒すべき内側の痛み」にも気づくことができるので、もっと自分を楽にしてあげるチャンス」でもあるのです。

私もこの原理を知って、めちゃめちゃ楽になりました~
「イラッ」としたその瞬間に起こっていたこと 〜私の体験談〜
少し前の話ですが、ある女性とのやりとりで、私はオフィスで「あーもうムカつくーーーー!」と声に出しながら、感情が爆発させていました。笑
その方は、自分の非を一切認めず、何かを指摘されるとすぐに黙って心を閉ざす。周囲が困っても、自分を正当化して頑なに謝らない。
社長や周りの人からの評判も悪かったのですが、彼女の態度に、私は強烈な苛立ちを感じていました!
で、一通り腹を立てたあとに、考えてみることにしました。

「この人にここまで反応しているってことは、自分の中にも何かあるんじゃないのかしら。」
みたいな感じで。
そう考えて内観していった結果、気づいたんです。
そのおばあさんに見ていた“謝らない・自分を正当化する姿勢”は、私の中にもどこかにある「劣等感を隠すための防衛反応」と重なっていたことに。
未消化の“劣等感”と向き合ったとき、世界が変わり始めた
私はこれまで、自分なりに努力して、スキルも実績も身につけてきた自信もあります。
自分に満足しているし、自己肯定感も高いと思う。
それでも、女性のその態度に反応するってことは【無意識の領域には「まだ足りてない」「ちゃんとできていない」と感じる部分があるんやろな】って考えました。
最近は思い当たらないけど、昔は比べられて悔しかった記憶、認められずに傷ついた記憶とかがあるんじゃないかなーと思ったんですよね。それが今でも無意識に影響していたのだと気づいたのです。
あのとき私がムカついたのは、おばあさんの態度そのものというよりも、“自分が無意識に押し込めていた感情”を彼女が映し出していたから。
その瞬間から、私の見え方がガラリと変わりました。
「この人、劣等感を守るために心を閉じてるんやな」と、思えた瞬間、思考のフィルターが切り替わるんで、その人への怒りがスッと消えていったのです。
今では、同じ態度を取られても、感情的に反応することなく、穏やかに距離を取れるようになりました。

本当便利ですねぇ。投影の法則。
嫌な人は“あなたを癒すためのメッセンジャー”かもしれない
「なんであの人にだけ反応してしまうんやろう?」
そんなふうに感じたとき、それは単なる“嫌な人”ではなく、“自分の内側を見つめるチャンス”かもしれないってこと。
過去に感じた悔しさや寂しさ、劣等感や怒り――
気づいて癒してあげないと、他人の言動を借りて表に出てきてしまうのです。
でも、それは悪いことじゃなくて、本来のそのままの「自分」に戻っていく作業。心の中の古い感情を“手放す準備”ができたということ。
私がこの記事を通して一番伝えたかったのは、「嫌な人が現れたときこそ、自分がもっと幸せになるためのヒントが眠っている」ということです。
投影の法則は、自分を責めるためのものではなく、自分をもっと自由に、楽にしてあげるための知恵。
あなたもぜひ、“イライラするあの人”を通して、自分の過去の傷や押し込めている感情や感覚に目を向けてみてくださいね!
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